60歳のお婆ちゃんはウェブデザイナーになりたい!

もうすぐ還暦迎えます、今独学で勉強してウェブの仕事を探しています

WEBデザイナー修行中

60歳お婆ちゃんwebデザイナー目指して就職活動しました

f:id:kanrekijyosi:20200210141914p:plain2月から積極的に応募開始

還暦間近で一人前のwebデザイナーになりたくて、ほぼ独学で勉強。
今年の2月から転職サイトでwebデザイナーの募集をしている会社に応募を始めました。

都会のビル

就活の道のり風景

全部で年齢ぶんは応募したかもしれません。
20過ぎたあたりから応募した数がわからなくなりました。

2月に応募したのは全体の四分の三くらいだったと思います。
結果は全て面接にいたらずお断り。
エージェントや派遣も登録しましたが、全て不採用。

返答は応募した二時間後に、翌日に、もしくは連絡無しのまま。

こんなに即決で断られ続けると、覚悟していたとはいえさすがに辛い。

2月下旬、ここまでやってみて同じ結果しか出ないのは、このままじゃあダメってことなのかも。
ポートフォリオに設置した解析データを見るとアクセスされた痕跡は無かった。

中身も見てもらえないまま断られていたみたい。

ここは一旦、落ち着いてアピールの方法と今の状況を整理してみることにしました。

1月から3月は就活ラッシュ、転職人数が一年の中で一番多い時期。そしてwebデザイナーは人気職。
巷の聞いた話では「働き方改革」でwebデザイナーを目指している人が激増しているそう。
そういえば断られた理由に「応募者多数で忙しい」というのもいくつかありました。

私は年配なのに実務経験が少ない。口下手でどもるし、要領は悪いし、オマケにトロい。
ヨーイドン!でスタートすると必ずビリ。
徒競走だけではなく、何事もスタート地点は人よりも遅かったのです。

そんな私が就活競争でビリを走っても当然のこと。
人が競争に飽きてくる頃、ジリジリと追いついて結局最後は難なくクリアというケースが常だったので。
この特性に年齢制限はありません。

ただ好きなことには感覚で入っていけて、群を抜いて習得が早く周囲から驚かれたことが何度かありました。
あと集中力が半端じゃないそうです。これも人から言われました。

f:id:kanrekijyosi:20200210141914p:plainタイミングを待って仕切り直し

2月の就活はストップして3月に入ってからから再スタートすることにしました。
それまではポートフォリオを強化することに。

  • HTMLで作っていたポートフォリオPHPで組み直し
    header、footer、グローバルnavはrequire_once関数でインクルード化。
    CSSとjsファイルはREQUEST_URIでパスを取得して条件分岐、読込みを制御。
    jsはプラグインを使わず自作してイベント、スクロール値を取得し動きに変化をつける。(五月蝿くならないようデザインを配慮)

  • 他にも違ったデザインテイストの目的別サイトを作る
    新しいフレームワーク(Vue.js)をjQueryの代わりとして使ってみたサイト。
    jsで自作したコードをまとめたライブラリー風サンプルサイト。
  • PDFのポートフォリオも作る(印刷用)
    書面として使えるポートフォリオも作る。
    サイトには載せていない制作物をDTPデザイン風にして15ページくらいでまとめる。
  • ポートフォリオDL専用クラウドストレージを用意
    PDFのポートフォリオを置いておくクラウドストレージを用意。
    画像が多くファイルサイズが大きい為メールには添付できない。応募先の会社にパスワードとIDを記載してDLしてもらうようお願いの文面を入れる。
    Freeのストレージもあるけど制約もあるしインターフェースもゴチャゴチャしてわかりずらい。

    何よりも広告が入るのが嫌で自作しました。

デザインサンプル

秋をテーマに素材も自作したサンプルサイトの一つ

3月に入って、ポートフォリオもできた頃に再度就活スタート。

アクセス解析してみると今度はちゃんと数字が出ていました。

どうやら就活ラッシュのピークが過ぎて会社も余裕が出てきた感じです。

やはりタイミングの問題が一番の原因だったみたい。

面接の連絡ももらえて、2月のペースで応募するとスケジュールがバッティングしそうなので応募は減らして日程調整。

あと登録した転職サイトでオファーやスカウトも届くようになりました。
2月は全然なかったのに何で???

f:id:kanrekijyosi:20200210141914p:plain面接にて

自然体とまではいかないけれど特に構えることはしませんでした。緊張はしましたけど。
見えを張ったり嘘はかなりの確率で見破られているものです。
人って初対面は人柄をよく探って観察しあってる。仕草、言葉、表情、どんなタイプの人かって。

私は決して見栄えのいい人間ではありません。
でも、マナーを守って不快なことをしなければ大体は大丈夫。(たまにトロい人をみるとイライラする人はいますが)

向けられた質問にも自分の言葉で正直に応えるようにしています。
なぜwebデザインをやりたいのか、主婦がどうして会社勤めをしたいのか、口下手でどもりながらも説明します。
面接官の人がうなずいてくれると、伝わったと思いホッとします。

ただ、ほとんどの会社でこんな質問が出ました。
「あなたよりかなり年下の人と一緒の仕事になりますが、気になりませんか?」

仕事になれば年齢なんて関係ないじゃん、と思っていたのでそう答えていました。
複数回そんな質問を繰り返されるうちに、ある日こんなことが脳裏によぎる。

もし自分より20も30も年上の人が新入社員として入ってきたら?

80歳や90歳の人と、どういう会話したらいい…?

あ、
やっぱり気を使うかも。。。

それから自分の年齢、かなり意識するようになってしまいました。

f:id:kanrekijyosi:20200210141914p:plain新型コロナウィルス緊急事態宣言の前

東京都で緊急事態宣言が発令される前、応募したデザイン会社から内定のお知らせをいただけました。しかも正社員で。

ホントにこんなお婆ちゃんでいいの?
断られ続けていたので感動もひとしおです。
ここの会社、面接はとても感じが良くて笑いが出ながら会話が進んでいた所でした。

実は採用通知は他にもあったのですが、アルバイトでしかも時給が前回のパートよりも500円も安い…
せっかく勉強してきたのに安売りはしたくなかった。
いろいろ悩みながら「もう少し探そう」と決め、そこは辞退させてもらいました。

挫けずに探し続ければ、希望どうりの仕事に出会えることってあるんですね。
諦めなくて本当に良かったです。

ただその直後、緊急事態宣言が出て出勤日が決まらずにしばらく待機状態になってしまいました。
世が世なので仕方ないです。

待ち時間は勉強を続けながら歯医者さん行って歯垢取って健康メンテ。
あと畑でトマト育てたり。

コロナ対策も緩和傾向に入ったつい先日、出勤日の連絡をいただきました。

入社はほんの入り口で、大変なのは会社に入ってからです。
臆病になりすぎず配慮しながらも、自分の仕事ができるよう素直に努めていく所存です。

トマトの子供